ローレンス 〜下位キャラからの脱却〜

一時期は身内の間で最下位筆頭と云われていたローレンス。そんなヒゲおやじだってイイ技、ヘボイ技全部使いこなせば中の中くらいまでは届くかも知れない。
そういう期待を込めて、ローレンスの理想的な立ち回りを模索してみたいと思います(私自身使いこなせていないネタが多いですが)。

〜これだけは身に付けておきたい事〜
・CD同時押し
ブラッディサーベルの溜めが完成していても、CD同時押しで6Cを押せばサーベルが出ません。暴発を防ぎつつ相手を投げるのに役立ちます。また、前進して近Cを出す場合はダッシュCDにすれば通常投げに化けるのを回避できます。

・オーレイでのガード崩し
相手の起き上がりにオーレイ>派生2Cの後半部分を重ねるとめくりになります。相手が対応できるまで執拗に狙い、対応されたらオーレイ>派生C>632+Cの中段などで粘り強く攪乱してみましょう。

・対空は、オーレイ>ブラッディカッターorオーレイ>派生B>弱ブラッディスピン
カッターの在るか無いかも判らないような無敵時間を生かすにはこれしかないと思います。それでもやはり相手の攻撃の引き付けが足りなければ潰され、逆に引き付けすぎてカッターをガードされる場合も有ります。
オーレイからカッターまでの猶予は意外と長めで、「オーレイ」のレとイの間辺りまでは溜めが解除されません。
オーレイ>派生Bからの弱スピンはヒット確認できないこともないと思いますが、キャンセルが遅れると弱スピンがガードされて密着からの最大コンボで反撃されます。

・飛び道具には、オーレイ>ブラッディサーベルor(近距離なら)ブラッディカッター
弾速が遅い崇雷などには通用しにくいですが、弾速が速い烈風拳なら比較的遠距離、その他でも中間距離ならオーレイで回避後にサーベルがほぼ確定します。
近距離ならオーレイ>カッターを使うと発生が早いので大体の飛び道具に有効です。中距離でもクラウザーなら当たり判定が前に出ている為、割と使っていける印象です(ちょっと曖昧)。

・全てを返す(オーレイ>)ブラッディシャドー
Pゲージなら対空・近距離飛び道具はこれでOKです。しかし対空で使うにはタイミングが難しいのでオーレイ>派生BのHIT確認から使う方が現実的でしょう。
飛び道具に対してはオーレイ>シャドーが確実です。オーレイ>派生Bを使うと間合いが離れてシャドーがスカる事があるので、距離の判断を誤らないようにしたいところです。
自信があるならオーレイを使わず直接シャドーを叩き込むのもアリです。斬影拳などの突進技には有効かもしれません。
また、相手のBS(ブレイクショット)を完全に読み切った場合にシャドーを使う手も有ります。大抵はお互いの無敵時間で仕切り直しになるかも知れませんが、BSを回避する手段がこれしか無い(カッターも使える可能性は有りますが、リスクとリターンが噛み合いません)ので偶にシャドーでBS返しを狙ってみるのも面白いと思います。

〜使いこなせば便利〜
・BS(ブレイクショット)ブラッディカッター
対空や地上での反撃に使えますが、無敵時間はほぼ無いので相手の連携の最後に狙うのが基本になるかと思います。
自分が追い込まれた状況で使うよりは、追い込んだ相手の苦し紛れの単発技を狩る使い方が理想です。・・・あくまで理想です。
また、ローレンスは潜在のプレッシャーが強大なので体力とゲージの状況によっては潜在狙いに切り替えたり、早い段階でSパワーになった時はブラッディフラッシュで消費して溜め直すのもアリかと思います。

・JCヒット後の判断
ゲージの無い状態ではJC>近C(1)>近C(2)>強ブラッディスピン>カッターが一番減るのですが、近Cは発生が遅く、当たる間合いもなんとも微妙です。
そう言う事で基本はJC>2A>カッターになると思います。2Aは発生は早いのですが、リーチが短いので場合によっては2B・・・と言いたいところですが2Bでも届かない間合いがあるので、立ちB>カッターが最良でしょう。これなら例外的な状況を除き、JCがギリギリの距離でヒットしても全段繋がります。
そのギリギリの間合いでJCがヒットした時、もしPパワーであれば着地と同時に迷わずシャドーを撃ちましょう。余計な小技を挟むと間合いが離れて空振ります。立ちB>カッターは使えば便利程度ですが、こちらは必須項目です。
これは勿論他のキャラでも流用できます。(例)JC>ゴールデンボンバー、JC>鳳凰脚・・・etc

・相手が隙だらけだ!何がイイ?
1:近C(2)>近C(2)>ブラッディシャドー
赤点滅の体力全部を奪う威力です。下記のフラッシュコンボを使いPゲージを維持しプレッシャーを掛ける手も有りますが、素直にシャドーを決めた方が良いかと・・・。
2:6B>D>ブラッディフラッシュ
シャドーコンボよりA2発分ほど威力が下がります。Sパワーならこれが良いと思います。
3:近C(2)>近C(2)>強ブラッディスピン>ブラッディカッター
フラッシュコンボよりA3発分ほど威力が下がりますがゲージが40%程度増えるので、潜在狙いの為にフラッシュコンボを捨ててこちらを使う手も有ります。
4:2A>ブラッディカッター
ありえないヨ?

・相手のダウン回避には、ダッシュA>弱ブラッディスピンorブラッディシャドー
6BやダッシュCも狙えない事はないのですが、これが一番無難であるとの結論に至りました。狙いどころはブラッディカッター後です。

・最終奥義!すかしジャンプからの2B>ブラッディシャドー!!
えっ、ガードされちゃったの!?
・・・残念、ローレンスの闘いはここで終わってしまった。

〜小ネタ〜
・オーレイと通常投げ
オーレイ中のローレンスに少しでも重なると相手が通常投げを出そうとしても通常技に化けます。よって、相手の目の前でオーレイ>様子見などの場合以外で通常投げを喰らうことは無いと思います。
しかし、コマンド投げの場合は容赦なく投げられますので注意が必要です。

・弱ブラッディスピン>ブラッディカッター
画面2/3程度離れた距離から弱スピンを当てるとカッターでの追撃が可能です。サーベルを警戒してしゃがみ歩きしてきた相手の出鼻を挫くのに使える・・・かも?
避けやジャンプで対処されたらこのネタの事は忘れてしまいましょう。

〜楽しいミキサー〜
・先ずは画面端へ
ローレンスには強力な削り機能を持ったブラッディミキサーが有ります。これを活用する為には相手を画面端へ追い込まなければなりません。
画面中央で小技系をキャンセルしてミキサーで削ると、密着以外の場合は1発しか削れず出の早い必殺技(鳳凰脚、花嵐、その他)等で反撃されるので、そういう技を持つ相手には控えた方が良いでしょう。
牽制は遠A・遠B・オーレイ>派生B、リスクはあるが遠C・オーレイ>派生2Cも使えます。飛んだ相手にはカッターや早出しの避け等を当てて撃墜し、端へと追い込みます。

・とにかく回す画面端
画面端に追い込んだら一心不乱にマントを回しますが、回しすぎると硬直が長いので基本は5発止めです。
ミキサー後は近C・立ちA・2A、避けに対しては遠B・2Bを、そしてオーレイからの中段も使い分けて更にマントを回します。無敵技、ライン移動で対処しようとする相手には、ミキサーや小技後に様子見を挟みます。
ミキサー5発止めをガードさせた後に続けて小技を出した場合、飛ぼうとした相手にヒットします。相手のジャンプを警戒するのは小技をガードさせた後ということになります。
ジャンプした相手は基本通りにカッターや避け攻撃で撃墜しますが、それ以前に小JC等で相手のジャンプを予防する事も必要です。これらを駆使し相手が確実な対処をしてくるまで決して逃がさないようにしましょう。

・最悪の事態、ミキサー空中ヒット
画面端の至近距離で出したミキサーの出掛りが空中ヒットした場合、残念な事に反撃がほぼ確定します。
ミキサーの連打回数を増やせば通常技での反撃は阻止できますが無敵技には無力ですので、やはり予め相手のジャンプを抑止する事が肝要です。
あまり遭遇しない場面ですが、一応頭の片隅に置いておくと良いかも知れません。

・確実な対処とは
ミキサーに対しての確実な対処方法はやはりBSとなります。慣れるまではミキサーにBSを掛けるのは結構難しいのですが、いずれは対処される事でしょう。
ミキサーで削ると、相手のパワーゲージが面白いように増えていくので、結局はミキサーで削った分以上のダメージをBSで喰らってしまいます。ジリ貧になる前に店仕舞いするか、シャドーに夢を託すか・・・運命の分かれ道です。
しかしBSに無敵時間の無い相手ならまだまだ頑張れます。ミキサーの連打回数を増やしていつもより余計にマントを回し、相手のBSを潰してしまいましょう。こうする事で5発止めの安全性が増しますが、そこから先は読み合いです。

・それ以外の対処は・・・
至近距離で小技>ミキサーの連携には避け攻撃やコンビネーションで、少し離れた間合いの場合は2Cでの割り込みが可能ですが、少しでも判断が遅れるとミキサーに巻き込まれます。
ミキサーを読んでのライン移動も考えられますが、これまた少しでも迷うとラインからの攻撃は間に合いませんし、ライン移動を読まれると手痛い反撃が待っています。
ミキサーは連打技のため、失敗やキャンセルが遅れる場合もあります。それ以外にも小技>小技と連携を繋ぐ場合もあり、そこに隙が生じます。落とされるのを覚悟で小技ガード後に跳び込んでみるのもアリかもしれません。
ローレンス側が有利な読み合いですが、毎度毎度全ての選択肢に対応出来るわけでもありませんので、上手く読み合いを制して反撃に転じましょう。

最後に・・・

 「ふははは」とか言いながら楽しそうにマントを振り回し、対処されてからはマントを巻いて逃げ回る・・・そんな愉快なヒゲおやじ。お気に召しましたらセレクト画面で選んであげて下さい。


06/10/13 若干の修正とそれ以外の対処を加筆
すろぅいんぐらんす別館トップページへ